仕事に活かせる資格は?

資格について

半導体は最先端技術を支えています。様々な製品で使用されており、今後も需要は高まり続けていくでしょう。そんな半導体業界で働く上で必要な資格についてですが、実は絶対に必要な資格というのは存在しません。確かに、半導体を扱う際には専門的な知識やスキルが求められます。しかし、職種によっては必ずしも資格が必要というわけではありません。とはいえ、資格を取得すれば業務で役に立つ知識やスキルを習得できます。転職や昇給の際にも有利に働くでしょう。半導体業界で活躍したいのであれば、事前に資格の取得をおすすめします。以下に、半導体業界で働く上で役に立つ資格を5つ紹介します。

幅広い知識を学べる「半導体製品製造技能士」

厚生労働省が認定する国家資格が、半導体製品製造技能士です。半導体を扱う際に求められる知識とスキルを有していることを証明できる資格です。製造だけでなく、品質管理や設備管理、営業などの分野でも役に立ちます。受験資格に実務経験が含まれることもあるので、半導体業界に転職してしばらくしてから取得するケースも多いようです。特級と1級については実務経験が必須ですが、2級は学歴に応じて実務経験が不要となっています。

IT系なら「ディジタル技術検定」

ディジタル技術検定は公益財団法人国際文化カレッジが主催する資格です。半導体の製造に必要なプログラミングスキルや制御システムの設計について学べます。IT系の知識が求められるので、IT業界から転職する人が取得するケースも少なくないようです。この資格があれば技術者として一定の知識とスキルを有することを証明できるので、転職の際にも有利に働きます。受験資格が設けられていない点もメリットの1つです。

メンテナンスについて学べる「機械保全技能検定」

公益社団法人日本プラントメンテナンス協会が主催する国家資格です。工場で実施する修理やメンテナンスにおいて求められる知識とスキルを学べます。そのため、メンテナンスエンジニアを目指す人におすすめの資格です。3級より上については受験資格が設けられています。2級は実務経験2年以上、1級は実務経験7年以上、特級は1級取得から5年以上の実務経験が求められます。

製造と利用に関する知識を学べる「半導体技術者検定」

一般社団法人パワーデバイス・イネーブリング協会が主催する資格です。半導体の製造と利用に関する知識を客観的な視点で評価します。4級~1級まで設けられており、1級を取得すればあらゆる現場で活躍できます。資格についての詳しい情報は、以下のサイトを参考にしてください。

設計に携わるなら「CAD利用技術者試験」

ACSP一般社団法人コンピュータ教育振興協会が主催する資格です。「2次元CAD利用技術者試験」と「3次元CAD利用技術者試験」に分かれており、設計に関する知識を有することを証明できます。資格についての詳しい情報は、以下のサイトを参考にしてください。